トラックドライバーのアルバイト求人はある？未経験募集や土日勤務などの働き方も解説

「トラックドライバー＝正社員」と思われがちですが、実はアルバイト求人も全国的に募集されています。中型・大型免許を活かせる高収入案件や、週末だけ働ける副業向けの求人など、その内容はさまざまです。

未経験でも応募しやすい求人も増えており、研修制度が整った企業も少なくありません。この記事では、アルバイト求人の内容、免許別の求人傾向、未経験者の可否、働き方の柔軟性まで詳しく紹介します。

トラックドライバーの具体的な募集内容についてこちらの記事をご覧ください。
・『トラックドライバーの求人、どんな会社が募集している？エリア・会社の特徴・求人の選び方』

トラックドライバーにアルバイトの求人はある？

「ドライバーの仕事＝フルタイム勤務」と思われがちですが、実はアルバイト求人も全国で広く募集されています。特に都市部はもちろん、地方でも人手不足の影響から、アルバイト枠を設けている運送会社が増えているのです。

取り扱う荷物は、宅配便やコンビニへのルート配送、食品・飲料の配達など、日常に身近なものが中心。配達先も個人宅や飲食店、スーパーなどが多く、「地域の暮らしを支える仕事」としてやりがいを感じられる場面も多いでしょう。

また、「まずはアルバイトから始めたい」「副業で運転の仕事を経験してみたい」という人にとっても、入りやすい環境が整っています。中にはアルバイトから正社員への登用制度を設けている企業もあり、一定の勤務期間や実績に応じて正社員にステップアップできる例もあります。

求人や応募は多い？有効求人倍率は？

アルバイトに限らず、トラックドライバー職の求人倍率は他職種と比べて高めです。厚生労働省の統計でも、ドライバー職の有効求人倍率は約2.5倍と全職種平均の2倍以上で、「働きたい人が応募すれば、比較的通過しやすい職種」として知られています。

実際、採用側が重視するポイントも比較的シンプルで、「やる気があること」と「必要な免許を持っていること」が評価されやすい傾向にあります。なかには未経験でも普通免許だけで応募できる軽貨物配送の求人もあるため、「最初の一歩」として挑戦するには適した環境です。

なお、配送ルートや車両の大きさによって必要な免許が異なるため、求人票の応募資格欄をよく確認し、自分の免許で運転できるか確認しましょう。
その上で、自分のライフスタイルや働き方に合うアルバイトを見つけるのが、無理なく続けるための第一歩になります。

ドライバー職全体の求人動向について詳しく知りたい方はこちらの記事がおすすめです。
・『ドライバー職の求人動向は？トラック・バス運転手の年収推移や将来性も解説！』

トラックドライバーのアルバイトは未経験でもできる？

中型免許や大型免許をすでにお持ちの方で、「正社員としては働けないけれど、空いた時間にドライバーの仕事をしたい」と考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
実際、中型・大型免許を活かせるアルバイト求人は多数存在し、その多くが高収入案件として扱われています。

たとえば、大型トラックを使った配送業務では、長距離輸送や工業製品・建材の運搬など、運転スキルと体力を求められる仕事が中心です。その分、時給や日給が高めに設定されており、しっかり稼ぎたい人には適した選択肢と言えるでしょう。

一方、中型免許が必要なアルバイトでは、地場配送や店舗ルート便など比較的短時間で完結する仕事が多く、ライフスタイルに合わせやすいのが特徴です。「週3日だけ」「早朝だけ」「午後から数時間だけ」といった柔軟なシフトに対応している求人も見つかります。

また、いま持っているのは中型免許でも、将来的に大型免許を取得してステップアップしたいと考える方も多いかもしれません。そうした方は、資格取得支援制度を設けている企業がおすすめです。働きながら費用を抑えてスキルアップを目指せるため、アルバイトをきっかけに仕事の幅を広げていくこともできますよ。

未経験でトラックドライバーを目指す方法については、こちらの記事もおすすめです。
・『未経験からトラックドライバーになれる？30代・40代・50代の年代別ポイントと志望動機の書き方』

働き方は？土日だけでもできる？

「ドライバーの仕事って、平日フルタイムで働けないと難しいのでは？」と思っている方もいるかもしれません。ですが、トラックドライバーのアルバイトには、土日だけ・短時間勤務OKの求人も多くあります。

特に、飲食店やスーパー向けの食品配送、ネット通販の宅配などは週末に需要が集中する傾向があり、土日限定で働ける人材を募集している企業も少なくありません。週2日だけでもしっかり活躍できる環境があるので、学生や副業を考えている方にもおすすめです。

また、1日あたりの勤務時間も柔軟に設定されているケースが多く、「朝だけ」「夕方だけ」「数時間だけ」といったスキマ時間を活用できる求人が目立ちます。アルバイトでのドライバー職は、こうした時間や曜日の自由度が高い点が魅力のひとつですね。

「毎週きっちり働くのは難しいけれど、空いている週末にちょっと稼ぎたい」という人こそ、アルバイトドライバーという働き方が合うかもしれません。求人票には勤務日数・シフト制などの条件が明記されているので、生活スタイルに合った条件を選びましょう。

アルバイトの求人を探す際のチェックポイント

ドライバーのアルバイト求人を探すときは、「時給が高いかどうか」だけで判断せず、働きやすさや将来性まで見据えて条件を確認することが大切です。以下のポイントを参考に、自分に合った求人かを見極めましょう。

①時給・日給だけでなく「手当」や「交通費」にも注目
基本の時給・日給の金額だけでなく、
• 深夜・残業・休日手当があるか
• 交通費が支給されるか
なども確認しましょう。
同じ仕事内容でも、手当の有無で実質の収入に差が出ることがあるからです。

②勤務地・走行距離（配送範囲）を確認する
• 自宅から近い勤務地か
• 地場配送（短距離）か、長距離輸送か
• 配送先が個人宅中心か、企業・店舗か
これらによって勤務時間や体力的な負担が大きく変わります。短時間勤務を希望するなら、地場配送の案件を優先的に探すとよいでしょう。

③安全装備・労務環境が整っているか
• ドライブレコーダー、バックモニター、衝突被害軽減ブレーキなどが導入されているか
• 休憩スペースや仮眠室があるか
• 安全研修や運行管理体制が整っているか
こうした環境がある企業は、安心して長く働ける職場と言えるでしょう。

④正社員登用制度の有無をチェック
• アルバイトとして経験を積んだ後、正社員を目指せるか
• 登用の基準（勤務期間・実績など）は明示されているか
「いずれはフルタイムで働きたい」と考えている方は、登用制度がある企業を選んでおくとキャリアの選択肢が広がります。

このように、求人票には収入面だけでなく、働きやすさや将来性につながる情報が詰まっています。自分の希望やライフスタイルに合った条件を整理しておくことで、ミスマッチのないアルバイト選びができるでしょう。

また、自分がトラックドライバーに向いているか向いていないかを事前に知っておくこともアルバイト探しで役立ちます。トラックドライバーの適性については、こちらの記事でわかりやすく解説しているのでぜひ参考にしてください。
・『トラックドライバーに向いている人とは？性格・適性・チェック方法を徹底解説』

自分に合ったアルバイトを見つけよう

トラックドライバーの仕事は、正社員に限らずアルバイトとしても多様な求人があります。中型・大型免許を活かせる高収入の案件から、未経験歓迎の軽貨物配送まで、自分の経験やライフスタイルに合わせて選びやすいのが特徴です。

最近では、土日だけ・短時間勤務OKといった柔軟な働き方ができる求人も増えており、副業や初めてのドライバー職にも挑戦しやすくなっています。

まずは、勤務条件やエリア、待遇を比較しながら、無理なく続けられる仕事を見つけることが大切です。ドライバー転職ナビなどの求人サイトを活用して、自分にぴったりのアルバイトを探してみてください。

トラックドライバーの求人・転職先をお探しの方は、ドライバー・運転手専門の転職サイト「ドライバー転職ナビ」がおすすめです。